21世紀の夢の壁掛けテレビ!!その夢を実現させたのが、プラズマ方式の薄型テレビです。デジタル家電のなかでも花形で、景気の牽引役も期待されています。高画質大画面で設置場所に困らないという商品性に説得力があるのでしょう。しかし・・・。

 2004年初夏現在、40〜50インチで50〜100万円という価格は、まだまだ高嶺の花だし、これだけの予算があれば、プロジェクターによる本格的ホームシアターが構築できます。誰でもいつでも気軽に大画面を楽しめる「プラズマ大画面テレビ」と、部屋を暗くしなければならず、設置や操作が難しいプロジェクタータイプのホームシアターを同列に評価できないのは重々承知ですが、100インチ級の大画面と、本格的な「アンプ+スピーカー」による高音質を一度でも体験してしまうと、プラズマテレビではいささか中途半端で、しかも、非常に高価であることが理解できます。

 仮に、50インチ60万円のプラズマテレビと比較してみましょう。液晶プロジェクターが15万円、100インチスクリーンが5万円、BS・地上波デジタルチューナー&ハードディスク内蔵DVDレコーダー15万円、AVアンプ10万円、スピーカー5.1チャンネル分で10万円、+各種ケーブル類で60万弱の計算になります。
具体的な商品名は追って書きますね・・・。
 
 でも、複雑だし、リモコン地獄でいやだ!と言う方もいるでしょう。ところが、ほとんどのAVアンプのリモコンは学習機能が付いています。ほとんどの家電製のリモコンは赤外線方式であり、リモコンを向かい合わせて、AVアンプのリモコンに信号を送ると、ほとんどの機能はコピーできます。しかも、順次立ち上げのプログラムが組めるので、例えば、エアコン作動開始電動シャッターを閉め電動スクリーンをおろしAVアンプの電源を入れDVDプレーヤーの電源を入れDVDプレーヤーのトレイを引き出す。といった一連の流れが、たった1回の操作で実行されるのです。夢のようでしょう!

 つづく・・・。