「 MS−06F ZAKUU 」 1999 

’99年の第2回オラザクコンテストに出品した作品です。
ベースは、旧作キットのMSVシリーズ 1/100「MS−O6R:ジョニー・ライデン機」
膝から下は、吸引成型(バキュームフォーム)によるスクラッチ(完全自作)です。

メカデザイナー「大河原邦男」の設定画は、独特の遠近法(パース)がつけられており、「あおり」の図面では、膝から下が、
極端に末広がりに描かれています。これは、「俯瞰:ふかん」図では、膝下がほっそりしていることからも推定できます。
模型ではディフォルメは表現の一つとされますが、スケーリングとプロポーションについては極力正確でありたいと思い、
異様なまでに足長で末広がりの「マスターグレード」に対するアンチテーゼとして、あえてスクラッチの道を選びました。

しかし、まだまだ課題も多く、我が身の精進の足りなさを痛感した作品ともなりました。